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正常な膝関節
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膝関節は腿(もも)の骨(大腿骨)の末端と脛(すね)の骨(脛骨)の上端に位置し、ここで自由に曲げ伸ばしの運動ができるようになっています。
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変形性膝関節症
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一般的な経過は、加齢により徐々に軟 骨や半月板が磨り減って、しだいに硬い 骨までも破壊されます。この過程において様々な炎症(発痛)物質が出現して、 膝痛となって現れます。しかし、個人差 が大きく、同じ年齢でも軟骨や骨の減り方は異なります。原因として民族的な要素(遺伝)や若い時にどれくらい膝に負担のかかる仕事をしてきたのか、体重 、合併症の有無、外傷歴などがあります。
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はじめに
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高齢化社会を迎え変形性膝関節症は 増加の一途をたどっています。その発生頻度は60歳以上で人口の80%以上に何らかのレントゲン上の変化を有し、40 %以上に症状が出現すると言われています。
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膝関節の変形
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下記の写真に示すように、正常な膝関節において大腿骨は脛骨に対し、若干外側に傾いています。しかし、内側の軟骨が減ってしまうと、大腿骨も脛骨も徐々に内側へ傾いていきます。これが内反膝(O脚)といい、日本人のほとんどがこのタイプです。
逆に大腿骨、脛骨ともに外側に傾いていくのが外反膝(X脚)です。間接リウマチに多い傾向のある変形です。 ![]() |
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正常膝関節レントゲン像
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変形性膝関節症のレントゲン像
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